私たちは「今の世界」で得た思考と習慣で、
できることの範囲を無意識に線引きしてしまっている。
正確には「できると思っていること」の中だけで未来を描いてしまう。
でも、もしその延長線上では自分は満たされない!
と気づいたなら?
答えはシンプル。延長線の外側に夢を置くこと。
そして、その外側へ進むための順序を守ることです。
まずは順序を取り戻す
1.エネルギーを減らすものを徹底的に手放す(引き算)
やらなくていいことを続けるほど、未来はかすむ。
嫌な約束、消耗する人間関係、通知の洪水、完璧主義、無意識の比較…。
足す前に、削る。
「何を始めるか」より、「何をやめるか」を先に決めると、景色が一気にクリアになります。
小さな例から。通知を切る、1日のToDoを3つに絞る、”なんとなく”の誘いを断る。
引き算は、未来の自分への最大のプレゼントです。
2.パワーが“貯まる”行動を反復する(足し算)
空になった器には、良いものが入る。
深い呼吸、10分の散歩、温かい食事、よく眠る、心から笑う、好きな香り、好きな色に触れる。
そして「できた自分」を感じる。
エネルギーは一気に満タンにはならないけれど、日々の蓄積。
“貯まる行動”は人それぞれ。身体が緩むこと・視界が広がること・呼吸が深くなること――それがあなたの正解です。
3.健全で本当にやりたい夢を持ち、外側へ踏み出す(掛け算)
器が満ちれば、外側に夢を置いても折れなくなる。
ここでようやく「現状の外側」に橋をかけます。
ポイントは二つ。
- 具体性:誰と、どこで、どんな価値を届け、どう心が動くのか。
- 健全さ:不足の穴埋めではなく、溢れから向かう夢であること。
夢は“背伸び”でよく、無謀である必要はない。
今の延長線から半歩逸れる計画――その半歩が未来を分岐させます。
よく起きる誤認
現状の思考のままで選んだ「できること」を、夢だと勘違いしてしまう。
その結果、がんばっても満たされず、自己否定が濃くなる。
これはあなたの才覚の不足ではありません。順序が逆なだけ。
まず減らす、次に満たす、最後に外へ。
今日から動かす3つの質問
- いま、私のエネルギーを減らしているものは何?
(ひとつでいい。今週やめる) - いま、確実にパワーが貯まる行動は何?
(10分でできるものを毎日) - 半歩“外”に置ける具体的な一手は?
(誰に・どんな形で・いつ試す?)
小さな約束
- 断る勇気を1回、実行する。
- 自分の体温が上がる行動を1つ、毎日足す。
- 未来の自分が微笑む“半歩”を、今週中に試す。
自分の心が本当に満たされること。
自分が真に羽ばたいていける夢。
それは、いつも少しだけ現状の外側にある。
だからこそ――順序を整え、静かにエネルギーを満たし、半歩を外へ。
あえて「世界が違う」と腰が引けるところへ行ってみるのもいい。
成長した未来とは、実はワクワクではなくドキドキ(怖さ)の先。
その瞬間から、あなたの未来は動き始める。🌹
