あなたは息を吸うのと同じレベルで「愛してるよー」って言えますか?
もし「重たすぎる」「自分のキャラじゃない」と感じるのなら、
まずは前提を見直してみてください。
「愛してる」は実はシンプルです。
あなたの存在を大切に思っていること。
尊重と感謝が込められた言葉です。
つまり「ありがとうの最上級版」とも言えるのかもしれません。
私も昔は全く言えませんでした(苦笑)。
相手にも「言ってくれたから返さなきゃ」とか、
確認のためのものだと勘違いしていた。
だから言葉が重くなり、気軽に口にできなかった。
前提が「約束」や「縛り」になっていたからです。
今は前提が変わりました!
私が「あなたに伝えたいから言う」。シンプルですよね。
確認ではなく贈り物のような感じ。
そう決めていると言葉は軽く出てくるようになりました。
自分の気持ちを言葉にする習慣がないと、怖くて本音を出せないのは当たり前。
脳はなるべく楽でいられる選択を促すから、
「自分はもともと静かな性質」などの言い訳を作って、
変わらない自分を正当化してしまいます。
たとえば、あるクライアントさん(A氏)は、
上場企業の管理職で思いやり深い方でしたが、
その一方で「自分の意見を言えない」と悩んでいました。
表面的には「意見が言えない」が課題に見えますが、
本質は「人に関心が向いていない」ことでした。
「自分にしか関心がない」とも言えます。
自分にしか関心がないので、
あらゆる対人関係が表面上だけのコミュニケーションになっていました。
ビジネスのノウハウだけで対人関係を結んでいるため、
そこには愛がなく、殺伐とした空気が流れる。
殺伐としているから叱責が飛んでくることもある。
育った家庭で「関心を持ちすぎると悲しくなる」という信念が生まれ、
それが仕事での振る舞いを作っていました。
脳はその痛みを回避するために
「自分はこういう性分だ」と言い訳してしまうのです。
でも本当は、どんな性質も「今そうなっているだけ」。
固定させてしまえば成長の余地は消えてしまいます。
まずは自分を認め、どんな自分でも受け止める。
それが「自分を愛する」出発点です。
未処理のまま「気質」で片づけると何も変化を起こせない。
でも、認めてしまえば後は自分を応援するのみ!
自然と世界はやわらかくなっていきます。
そうすると、軽ーく「愛してるよ」なんて言えるようになったり、
ちょっと腹が立つことがあっても
「まあ…愛してるからいいか!」って軽く許せたりもします(笑)。
まずは、あなたから。
愛が回る世界になりますように!
