これができるようになると、嫌な人も嫌な出来事も、もう怖くなくなる。
目の前にいる相手だけを見るのをやめ、少し高い場所から場を眺めるだけで、
感情の振れ幅は驚くほど小さくなる。
たとえば「小言ばかり言うお姑さん」に悩む奥さんの話。
相手の顔だけを見ていたら、感じるのは100%不快感だ…苦笑
だけど、もう一人の自分、少し高い場所から現場を俯瞰する自分を出現させてみる。
すると場が冷静に見えてくる。
「孫を盾にしてあなたを責める発言」は、第三者から見れば思いやりではない。
高い視点から見ると、その言動は「孫のための注意」などではなく、
単純に”文句を言いたい”だけ、あるいは自分の正当化の仕方だとわかる。
この原因は相手の内側にある。
精神的な問題や未処理の感情。
こうした観察をすれば、あなたの感情も静まるし、対応もシンプルになるはず。
この思考法はコーチングでいう「抽象度」を上げることと同じ。
私は、とある人の教えで、要点を一言でまとめる練習をしていた期間があった。
日常のあらゆる物事を常に「要は、~だ」に変換する練習。
余計な感情や雑念がそぎ落とされると、残るのはいつもシンプルな本質でした。
そして、「要は、~だ」をつけて物事をとらえ続けていると、次にとるべき行動が瞬時に見えてくるようになる。訓練すれば、日常の中で即座に抽象度を上げられるようになる。
と、いうよりも自然とできるようになった。
例
・子供が泣いて寝ない→「要はまだ遊びたいだけ」
・友人が他人を批判→「要は自分の優位を保ちたいだけ」
・母親が愚痴る→「要は断れない自分を責めたくない」
・同僚が仕事に文句→「要はモチベーションの問題を外のせいにしてる」
当事者にならずに見ることで、感情に巻き込まれず、冷静に対応できる。
結果、無駄な時間やエネルギーを節約できて、自分は自分の人生の重要なことに集中できるようになった。
これって、あなたの今後の人生に大幅に貢献できることじゃないのかな?
私は、明らかに嫌な気持ちで過ごすことがなくなったし、
人の真意がよくわかるようになり、ひいては世界中で起こっている事が理解できるようになった。
こうした小さいようで地味に効果を延々と継続するもの。
人生の方向性を変えていく転換。
威力は抜群です!
是非、抽象度を上げる習慣を身につけて、快適に人生を過ごしてみてください🌹
